ありをりはべり

日常のひきこもごも

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あたたかな沈黙

物事を説明したり気持ちを伝えるのが下手で、仕事でもプライベートでもそれでよく人を困らせてしまう。 私自身はお喋りが大好きなので、そんな自分に正直残念な気持ちになる。好きと得意が一致しないことが多い。初めて誰かと話をする場ではわくわくしながら…

こどもについて

ずっと、子供が苦手だった。 小さい体は少し力を入れれば今にも折れてしまいそうだし、言葉でコミュニケーションを図るのが難しく、泣いたと思ったら数分後にはにこにこ笑っているという意思疎通の難しさも相まって「どうしていいかわかんない」存在だった。…

国語が苦手

国語が苦手だった。 みんなが点数を取れている箇所ほど間違いがおおく「読解力が…ねぇ」と国語の先生をよく困らせていた。 特に難しかったのは「作者はこの作品から何を伝えたかったでしょう」という類の問題である。 私がもし作家だったとして、自分の作品…

言葉を越えるもの

これまで、まったく知らない赤の他人に「殺すぞ」と言われたことがある人がどれくらいいるだろう。 私は、今年に入って何度かそういう場面に遭遇している。 そういった人たちが社会に適応できるよう関わっていくことも、私の仕事のひとつである。 はじめまし…

水流のロック

朝から激しめの音楽を聴くのが好きだ。 目覚ましがなくても割と時間通りおきれるが、もともとが低血圧なのでぼやっとしている時間が長い。 そんなときにシャキンとするために音楽が必要になる。 本日のモーニングソング 打首獄門同好会「フローネル」 - YouT…

周年祭と浴衣

今日はよく通っているお店の周年祭だった。 浴衣を着てくると飲みもの代がただという言葉につられて、今年初の浴衣を着る。 浴衣だーえへへ なんて浮かれていたのに、タクシーのおじちゃんに実年齢より5歳も上にみられて、行く前から撃沈である。もう少し気…

仕事のこと、音楽のこと

夜勤のある仕事をしていると、時々、一日という区切りがどこにあるのか分からなくなる。朝起きて、夕か夜まで仕事をして、ご飯を食べて寝て、また朝に仕事へ出る。そんなリズムで生きることがとても羨ましくて、私はなんでこんな仕事をしてるんだろうなーな…

名前

私は自分の名前が好きだ。短くて覚えやすく、既存のあれこれに繋げやすく、小さいときは、よくへんなあだ名をつけられてからかわれていた。それはときに食器であり、チンする前にかぶせるものであり、生理用品であったりする。公の場で呼ばれると三番目が一…

回想

昨日、本棚を整理していたら、アルバムの中から成人式の時の写真が出てきた。 華やかな古典柄の振り袖を着て、ぎこちなく笑っている自分。式当日、この振り袖を着た時の気持ちを思い返しながら その振り袖を縫った祖母のことを 思った。 今日は、私の祖母の…

地元の人だと思われたい

「観光のかたですか?」 「いえ、もともと沖縄に住んでます」 「出身は…東京とか…あのあたりですか?」 「や、生まれも育ちも沖縄です、、」 「え、ご両親があちらの方とかです?」先日ぷらっと入ったご飯やさんで、席が隣になった観光客の方との会話である…

ロックな父

我が家は全員音楽好きである。 父は仕事の傍ら趣味でロックバンドのギターボーカルをしており 母はピアノ、兄はベースとギター、私はベース・ピアノ、高校三年間は民謡なんかも習っていた。 朝は父が爆音で流すビートルズかツェッペリンか忌野清志朗、もしく…