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ありをりはべり

日常のひきこもごも

おっさん系女子の憂鬱~ししゃもと山崎~

ワンピースを好んで着て
よく猫のプリントのミニバックをもって、そのへんにぷらぷら出掛けている。
ビビッドな色もふんわり温かな色も好き。
最近パーマを当てたので、すこしは持っている服の感じと合う雰囲気になっているといいなと。くすぐったくわくわくしている。



可愛いものが、好きである。



折角女の子に生まれたのだし、女の子らしい服を着てみたいし
どういう形や色が自分に合うのか試したい。
ブランドがどうこうはあまり気にしたことはないが、とにかく服を選んだり雑貨を見たり。そういうことが好きである。


ついこの間、よくいくコンビニの男性店員さんに
いつも服かわいいですねと言われて
おもわずにやけてしまった。

しかもなかなか格好いい感じのお兄さんだったので
イケメンこわい、が口癖のわたしは、やたらどぎまぎした。




しかし

そのとき、同時に深く後悔したのである。





自分の左手に









焼きししゃもを持っていることに。



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※写真はネットからのもらいものです。



おまけに右手にはコンビニにあるなんて珍しいなと思って手に取った


山崎


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完全にただののんだくれである。




ふんわりした花柄ワンピースも
ふわふわにやってもらったパーマも
かわいい猫バックも
なんの意味もなさなくなる瞬間



会計のあいだ、お兄さんが浮かべた生暖かい笑みにもうなにも言えなくなった。




帰宅後携帯を見ると、つねに恋愛では転んでばかりの親友からメッセージが入っており

もう人間の男のひとに恋するのはやめようとおもう

なんていう、顔文字もスタンプもない切なさを極めたその一文に
余計になにも言えなくなる自分がいた。



皿に盛り付けた切なげな目元のししゃも三びきと
独り暮らしのワンルームで圧倒的な存在感を放つ山崎12年。



携帯を花柄ワンピースのポケットにしまい
ついでに、おっさん系女子の時代がこの平成の世にも来ますように、というかねてからの願いもそっと胸のうちにしまって


まずは
ししゃもとウィスキーの組み合わせは人前では控えようと

私はこの胸に決意したのだった。