ありをりはべり

日常のひきこもごも

夕日

「本日も、沖縄都市モノレールをご利用頂きありがとうございます」近くもなければ遠くもない。 絶妙な距離と温度感のアナウンスに包まれる、モノレール。 その独特な揺れを感じながら、ぼんやりと窓の外を眺めていた。ビルと住宅の合間を、ゆったりと進む。…

夏に聴く曲6選

行きつけのコーヒー屋さんの店主とは、ときどき音楽談義で盛り上がる。 幼少の頃から、周囲がいうにはマニアックらしく「それ、おもしろいの…?」と訝しげにされてきた私の音楽趣味。 馴染みの店主さんはそんな私の趣味を否定せず、うんうんと聞いてくれる…

赤いあいつと緑のあいつ。

相変わらずの湿気で蒸し暑い日が続いている。 げんなりしながらも、食材を調達しにスーパーへ向かう。店頭に並ぶトマト、ゴーヤー、おくら等等の色鮮やかなこと。人にとっては殺人的な日差しも、彼らにとっては栄養なのだなとあらためて思ったりする。 強い…

瞳の中の宇宙

自炊をはじめてから、毎週かというくらい通っていたコーヒーやさんには、なかなか行かなくなった。しかし冬にはホットコーヒーが飲みたくなり、夏がくればアイスコーヒーが恋しくなるというのが私のパターンで。 今日は、久しぶりにそのコーヒーやさんへ。席…

雨と、音楽

今年は、例年よりもずいぶん遅い梅雨入りとなった。 イレギュラーな事態としてGWは晴れ、その大型連休が過ぎ去り一週間ほどでやっと、今年もよろしくどんより曇り空にじめじめとした湿気がやってきた。 梅雨は天候のせいで気分まで落ち込むようで、なかなか…

暮らす

3月はじめごろから、色々と縁があって同棲のようなものがはじまっている。 これまで一人で営んでいた生活に、他者の生活が重なると言う、日常でありながら非日常な日々。食事は自炊が殆どとなり、外食だらけだった私の生活はそれだけでもがらりと変化を見せ…

アニミズム

見方を変えれば、目に写る景色はいくらでも変化できること 忘れはじめたのは、いつごろだったか。仕事帰り 自分の足下を走る、横断歩道の白い線 等間隔に並ぶその白線を、横に走っている、と認識したのはいつごろだっただろう。振り返れば小さいころ 私はと…

ベクトル

時々思うのは、いま自分は人生のどの地点にいるのだろうかということだ。 例えば、あと数か月後とか数年後だとかに、大きな事故にあったり病気にかかって亡くなってしまえば、いま生きているこの時間は終わりを目の前にした時、ということになるし その反対…

3月の森

先日より、友人(と恐れ多くも呼ばせていただきます…)の展示が始まっている。 三月はじめの展示開催から、普段は店主セレクトのジャズの本などが並んでいる白壁は、友人による繊細な切り絵と水彩の淡い色合いで彩られている。 冬の終わりへと向かう沖縄、日…

それでは夢を見に行こう

今日は、大好きな作家さんの展示を見て 夢、についてふとを思いを巡らせた日だった。 思えば小さな時から怖い夢を見ることが多くて、夜がこわかった。それはきっと、夜になれば母がよく枕元で聞かせていた自作の小話のせいだ。「眠れない子のところには、眠…

好き、を伝える。

夜勤明けの今日。 以前古着屋さんで購入したワンピースを着て、行きつけのカフェへ向かった。 昨日夜勤中に考えていたのは、買ってからまだ一度も着ていないそのワンピースのことと、次の休日にはそれを着ていつものカフェに行こうという計画で。 どんな辛…

冬のせい

当たり前だが、冬は寒いものだし、毎年暑さと寒さのサイクルは周期でやってくる。 なのに、いつまでたっても余裕をもってこの季節を迎えることができない。これまではそれを寒さに対応できない極度の冷え性のせいだと思っていたのだが 最近体質的な理由だけ…

陽だまりの図書館

例えば、一緒にいるだけで心がぽかぽかになったりすごく体にいいものを頂いたような気分になる そういう人が、身近にいるだろか。 私は人に恵まれている。 周りには幸いにして(本当にこれはひとに自慢できるレベルで)、優しくて温かな人が多い。 なかには…

AからBへ行くまでに

文章を書いているといつも思うのは、タイピングのスピード、改行のスピード、変換のスピードが自分の思考の早さと合わない、ということだ。 私は、だらだらながったらしく文章を書いてしまうというくせがあって(つまりはまとめるのが下手だと言うこと、ちな…

キャベツの朝

音楽はだいたいなんでも聴くし、自分の好みの音楽に出会うと、堪らなくうれしい。 なかでもとくに、季節やある特定の時間帯だとか景色だとかを思わせる曲には惹かれる。 その日、その時でぜひ聴かなければと。自分が思うイメージの中で音を楽しむいつか、を…

おっさん系女子の憂鬱~ししゃもと山崎~

ワンピースを好んで着て よく猫のプリントのミニバックをもって、そのへんにぷらぷら出掛けている。 ビビッドな色もふんわり温かな色も好き。 最近パーマを当てたので、すこしは持っている服の感じと合う雰囲気になっているといいなと。くすぐったくわくわく…

アイデンティティ

ロックが好きです。 そんなことをいうと、大抵の人に意外だという顔をされる。 本が苦手です、と答えるときも一緒。 落ち着きがなくていつも焦ってるんですと打ち明けても。 以前はずいぶん、周囲からの「こういうはずでしょ」像に左右されていて音楽の趣味…

解散惜しまれるバンド5選

再びandymoriを聴きはじめたのをきっかけに、これまで自分が聴いてきた音楽を振り返ってみた。 そして気付くのは、その半分以上が解散してしまったということである。今日はそのなかでも特に大好きだった、解散が惜しまれるバンドをいくつか紹介させて頂こう…

哲学の始まり

以前ブログにも書いたのだけれど、私は話し方が沖縄の人らしくない、標準語寄りらしい。周囲が沖縄なまりや方言を使うなか、それは少し特異に映るらしく、何故か標準語っぽいしゃべり方をするだけで頭がよさそうに見えるなどと友人は言っていた。 わたしの…

andymoriについて

昼さがり。 ぶらぶらと那覇市内をさまよっている際、ふとandymoriが聞きたくなった。携帯でちょうど開きっぱなしだったyoutube。すいすいスクロールしながら曲選びをしていたのだが、探しながら「そういえば解散しちゃったんだよなぁ」と寂しい気持ちになっ…

なりたい自分にきづくとき

自分自身の配慮の無さというか、機転の無さというか。 そういうものに気づく瞬間、ああまたやってしまったんだと、胸が少しばかりちくりと痛む。 今日は、車に乗っているときに対向車にうまく道を譲れなかった。 朝、家を出た時、道ですれちがう小学生があ…

生成色の記憶

ひどく落ち込んでいるときには、ささいな出来事にも心に追い打ちをかけられてしまう。 それは、アパートの郵便ポストがなぜか上手く開かないときであったり やたらエントランスにチラシが落ちていたり そろそろ換えどきなのであろうエレベーター前の蛍光灯が…

1月6日の音楽

新年の記事にはリトルダンサーを貼ろう、と思っていたのに忘れていた…。 【MV】 リトルダンサー/セカイイチとFoZZtone [Official] - YouTube FoZZtoneはもう中学生くらいから聞いている。聞きはじめは「エレベーター」「春と鉛」だった。それから「平らな世…

くまさんへ会いに

学生の頃住んでいた海辺の町に、行きつけのカフェがある。 中華、洋食、和食と様々な料理を学んできた店主が作る料理は多種多様。 席に座るとあちらこちらのテーブルから様々な香りがしてくる。ナンプラーのアジアンな匂いがすると思えば、デミグラスソース…

こんにちは、2015

大晦日か元旦の1日どちらかには、昨年のまとめと今年の抱負みたいなものを書こう、と思っていた。 だが31日は思っていたより忙しくて書けず、1日は夕飯のあとに猛烈な眠気が襲ってきて、仮眠をしたら日付が変わっていた。 初夢も見れず深夜2時に目覚め…

好きなタイプについて

「好きなタイプってどんな人?」先日、友人と食事の際そんな話になった。 女の子同士での話題と言えばやはり恋の話が多く、特にこの手の話はその話題ランキングのなかでも上位に入ってくるものかと思う。 そして、私は毎回のごとくこの話題に悩まされている…

プレゼント

数ヵ月に一回、家族へささやかな贈り物をしている。それはたいてい、美味しいお茶だとか、島には売っていないお菓子だとかそんな小さなものだけれども。 必ず包みには手紙をそえて、宛名は家族みんなの名前を書く。思えば島を出るまでは、こうして家族になに…

その一杯

実家に帰ると、両親からほぼ100パーセントの確率で「珈琲がのみたいなぁ」とつぶやかれる。 それは決まって、リビングに私と両親しかいないときで。 何年も続いたパターンから、このつぶやきが「淹れてくれるよね」という言葉を含んでいるのを、知っている。…

湯気

湯気が、好きである。 ふわりと立ちのぼり、いつのまにか空に消える儚さ けれどどんな鮮やかな色も白で染める、その存在感。 いつものお店で頂く珈琲。 トレイに乗せられて運ばれてくる間にも、柔らかく、ゆらゆらと湯気が踊っているのが見えて。 私は、す…

朝を迎える

朝が好きだ。 うすく雲が見える程の真っ黒な空から、じわじわと色がでてくる、その時間が好きだ。 まだ空が白んでいる中でも、新聞配達のおじさんは町を走り、早く出勤する人は車やバイクに乗って信号待ちをしている。 道に出れば子供の声がどこからか聞こえ…